7月4日（木）と7月5日（金）の２日間、セルプバザールin浦和駅コンコース販売を開催しました。今年度参加した事業所は26事業所。今年も猛暑の中の開催でしたが、各事業所から夏らしい雑貨や、夏をイメージしたクッキーなど夏を楽しめる商品が並んでいました。
　毎年恒例になっているので、「今年も開催しているのね」と楽しみにされているお客様もいらっしゃったり、浦和駅の改札の前ということもあり多くの方々が足を止めて商品を手に取ってくださいました。売上高は昨年度の1,630,650円を上回り歴代２番目となる1,688,500円でした。おかげさまで盛況に販売会を終えることができました。

　セルプバザールの売上は、この数年右肩上がりの実績を出すことができています。同じ時期に同じ場所で開催していることで、昨年度購入した商品を求めにいらっしゃるお客様や、特定の商品はないけれどこの販売会に興味を持って来てくださるお客様がいらっしゃるように感じます。事業所の工夫として定番商品の質の安定と季節に合わせた新商品の提案が売上を伸ばしているのではないかと感じました。例えば、スイーツ系であれば夏に合わせてレモン味の商品は定番のクッキーと併せて購入されている方、レモン味を単品で購入されているお客様が見受けられました。
　浦和駅は学生から高齢の方など幅広い世代が利用される駅でもあります。福祉事業所の商品ということだけでなく、学生さんが「かわいい」と手に取ってくださったり、高齢の方が「これよさそうね」と手に取ってくださっている姿から、商品の質の向上だけでなく事業所の職員がレイアウトの工夫をし、お客様のニーズに合わせた商品開発をしている成果を感じました。
　セルプバザールは、各事業所の売上を上げることだけでなく、全体としての売上も上げていくことを目指しているため、販売ブースでは、それぞれ事業所の商品について情報などを共有し、事業所の職員が不在でも事業所の商品を紹介しています。自分の経験でもありますが、そのような情報共有をすることは、販売会のためだけでなく、新たな視点を持つことができます。また、事業所の取り組み方についても刺激をうけました。販売会という場ではありますが、自分自身にとっても他の事業所職員の方との交流はとても良い勉強となっています。
　終わりに、各事業所運営でお忙しい中、また人員が少ない中で、セルプバザールの運営に積極的・主体的に販売会に望んでくださる事業所の職員、利用者のみなさま、そして、それを支える法人のご理解とご協力に改めて御礼申し上げます。